法令基準日 : 4/1
官報公告 : 6月1週目
試験申込 : 7/1~31(郵送は~7/15)
試験日 : 10月第3日曜日
合格発表 : 11月下旬
受験資格 : なし
分類 : 国家資格
費用 : 8,200円
会場 : 所在地の都道府県(主に大学・専門学校等)、申込時に選択(先着順)
問題 : A4サイズ冊子(紙)
解答 : 四択 × 50問(マークシート式)
時間 : 13:00~15:00(2時間)
退出 : 途中退出不可、トイレは試験官に伝えれば一応可能
持ち込み可能 : 筆記用具(色ペン可)、
腕時計(通信機能ないもの)、
耳栓(事前に試験官確認必要)
持ち込み不可 : 電卓、筆箱、置時計、イヤマフ、
電子機器(スマホ、スマートウォッチ、イヤホン等)
問い合わせ先 : 一般財団法人 不動産適正取引推進機構
2年以上の実務経験者は登録講習(※)を受講する事で免除問題×5問が免除となり、13:15開始でスタートとなる。
※ 申込時&受講時に従業者証明書の提示が必要
有効期間(※資格自体) : 一生
宅建士でないとできない事としては下記の2点
・業務独占 : 宅地建物取引業務における重要事項説明
・必置 : 宅地建物取引業における従業員5名に対し1名の宅建士
有効期間 : 5年 ※資格は一生、証は5年
更新 : 法定講習を受講→申請(実態はワンセット)
変更 : 氏名・住所 → 遅滞なく登録変更&書換交付が必要
死亡 : 相続人が知った日から30日以内に届出
申請先 : 都道府県知事(県庁など)
科目(出題順):
・権利関係 … 14問
・法令上の制限 … 8問
・税&その他 … 3問
・宅建業法 … 20問
・免除 … 5問
計算問題 : 報酬の簡単な計算のみ、筆記で対応できるレベル
配点 : 1問1点
満点 : 50点
合格 : 相対評価方式の上位15~17%(近年34~38点で推移)
合格発表 : 発表日9:30にHPで受験番号掲載 & 合格証書郵送(→2日以内に到着)
申込者数 : 約28.9万人(内19.1%が5問免除者)
受験者数 : 約23.3万人 → 受験率80.7%
合格者数 : 約4万人 → 17.2%
(倍率:6倍=6人に1人、偏差値:約60)
合格平均年齢 : 35.6歳
宅建の問題は近年難化してきておりますが、基本は同じ問題が形を変え出題されているものが2/3を占めています。
つまり逆を言えば「過去問を95%できれば2/3(33点)がとれる」という事で、そこにテキストの知識を加えれば40点近くまで行ける事になります。
暗記が得意な方はテキストや講義動画を丸々暗記でも良いですが、過去問をベースにする事で70分野を超える宅建を試験に出るものに注力する事で効率的に進められるので過去問を中心に学習される事をオススメいたします。
なお一字一句同じ様な問題はまずないので問題の丸暗記ではなく、必ず過去問を解いて間違えた問題は解説を確認して覚えて、次回同じ問題をやる場合は説明しながら答えられるように学習することが重要です。
宅建の学習時間(初受験基準)は一般的に300~400h(6ヶ月前開始で毎日2h程度)と言われています。
もちろんそれでも受かる可能性はあります、しかし弊社の統計調査では400~600時間の学習時間の方が合格率が高い傾向があり、仮に350hを2年(700h)をやるより1年目で600h頑張った方が合格率+10%・総学習時間-100hで更に精神的負担や一発合格という周りからの目もよくなります。
そのため弊社では初受験で500~650h、リベンジ組で400~500hを推奨しています。
もちろん個人差もあるので、能力や自信に応じて時間を調整して頂いて結構ですが、「絶対に1年で合格したい!」という方は上記を目安にして頂けると合格に近づけます。
宅建の学習方法には大きく2つあります。
①独学(約1万円)
テキスト + 過去問題集を購入し、自分で作った計画で進める。
とにかく安くしたい方向け。
②通信講座(約6~10万円が主流)
テキスト・過去問題集・講義動画がセットになった教材。
進捗管理機能があるものもあり便利な反面高額なのが特徴。
お金より沢山の教材を手に入れ安心を求めたい方向け。
そして新たに中間価格帯で各教材のいい所取りをしたのが湘南宅建メソッド(STM)です。
③STMパッケージ(約1~2万円)
要約テキストと記録ツールによる無理のない学習を提案。
無料のWeb過去問題集を活用して費用を削減。
マニュアルや計画テンプレートで確実な学習体制を支援。
大手の安心より学びやすさ&コスパを重視したい方向け。
教材によって学習の方法が異なり、特に独学の場合は人によってやり方がまちまちになり、テキストを読み込む事で疲弊してしまう事が多いので注意が必要です。
①独学 : 動画 +
(A)テキスト読み込み
(B)過去問&テキスト読み込み
(C)過去問主体
②通信講座 : 過去問&テキスト読み込み&講義動画
③STM : 過去問主体 + 移動時に動画・スマホ一問一答
この様に方向性が異なるので、自分が合格できると信じる方式を採用されると良いかと思われます。
なお、弊社では試験の本質である「過去問を95%できれば2/3(33点)がとれる」という統計を主軸としているので、過去問の成績を上げる教材に注力しています。
必要学習時間について前述しましたが、逆算すると初受験で2月迄、リベンジ組で4月迄に開始が理想的です。
7月からは追い上げ時期としてペースを上げられる様に、既に全科目が一通りベースができている状況でないといけないので、どんなに遅くとも初受験で5月上旬・リベンジ組でも6月上旬にはスタートしていないと大分厳しくなります。
ペースを上げるのは大変ですが、ペースを遅らせる事は簡単ですのでSTMでは早めの開始で早い時期に成果を出すことを推奨しています。
絶対に外せないのが宅建業法です。
これは50問中20問と40%を占める問題で、出題パターンを抑えながら全問正解(現実は18/20問)を目指して合格レベルの36点の半分の18点をここで確保しましょう!!
しかし引っかけ問題も多く、文章力を問われる所でもあるので、確実に法令をおさえながら過去問で文章を読み解く事に慣れていきましょう。
初見問題(過去問に無い1/3)で揺さぶられやすいのも宅建業法なので注意です。
法令上の制限・税&その他・免除はほぼ暗記ですが、こちらも過去問で基本を押さえながらテキストで知識を肉付けしていく事が重要になります。
法令上の制限などは理解しにくい分野と言われていますが、STMテキストではこの分野を特に理解しやすく記載しています。
そして権利関係は唯一毛色が異なり、暗記より理解力が試される科目です。
よく言われるのが暗記ではなく数学の様に理論的に考えた上で回答が求められるので宅建で一番の難関と言っても過言ではありません。
そして試験問題の先頭に置かれているのも、おそらくいきなり揺さぶるための配置で、ここに時間をとられていると15問目以降が時間が足らなくなるので、本試験で最後に回すのがベストです。
そして学習も同様に他の科目が一巡したタイミングで開始する事がよいです。
実は解いてみると常識問題も結構多かったりするので、特に歳がいっている方は学習時間が短くてもよい場合もあります。
更に弁護士の方でも14/14は不可能に近い問題なので、満点を目指さず無難に8点位(確率的には無知でも3.5点は取れる)を目指して、他の科目を優先して確実に他で点数を取った上で4点位を補うイメージがよいです。
模試(会場)・予想模試(本)は必要ないなどとよく言われたりしますが、弊社では絶対にやって頂きたいと思っています。
というもの本番の試験で物理的な「紙の扱い、忘れ物、ペンのトラブル、マークシートミス、トイレ」などそういった本番ならではの失敗を事前に体験する事で対策を事前に把握しておくことが可能です。
模試は必ず会場で受け、更に結果データが出るものは分析をして対策。
予想模試は自宅でも家族は入らない様に、スマホは電源切る、水なども置かない、鉛筆でマークシートに記入、休憩せず2時間ぶっ続けなど本番を意識した対応を行い本番の緊張を少しでも軽減させるのに効果的です。
テキストを読む・講義動画に逃げない事が重要です。
テキストは辞書として使って下さい。というのも読んでいたらいくら時間があっても追い付かず、試験に出ない部分まで勉強してしまったりします。
そして動画はラクなのでつい寝転がって動画を見て勉強した気になります。
しかしテキストと同様に幅広い分野を細かに解説を受けていたらキリがありません。
なので動画は分からない時の調べ用位で、基本はそれも移動中に見る様にして時間を有効活用して下さい。
教材は必ず最新のものを利用して下さい。
毎年法改正の問題が多数出ます、年によりますが2~6問出てる感じで
STMマニュアルではその他にも合格の近道となるメソッドを多数記載しております。
正しい計画ができていない
「戦略(戦を略す=戦わずして勝つ)」は計画から始まっています。
正しくない計画は100の努力を100以下にしかできませんが、正しい計画は100の努力を200にもできます。
毎日やっていない(→続けられない)
記憶を定着させる最大の秘訣は毎日やる事です。
そのためにも続けることが大事で、続けられる環境づくりが勝敗を分けます。
ペース配分を間違える
長期的にはスケジュール管理、短期的には50問の時間配分が重要です。
長期では時間確保や計画と連動して自分の管理、短期では科目別の時間配分を過去問の実績から本番のシミュレーションをしてくことで正常化できます。
自分の成長を可視化していない(→意識低下)
折角学習しても楽しくないと続けられませんね。
自分の成長が可視化できれば「自分育成ゲーム」となり毎日の学習がゲームに代わり、課金ゲームや動画より楽しくなります。
時間を確保できない
これは受験生全員同じ条件なので、ココで勝敗が大きく分かれます。
負けたくなければ時間を確保することに負けないで下さい。
そのためにも上記がよい状態である事が必要で、楽しければ必然的に時間を確保したくなります。
STMパッケージではそういった課題を解決するべく、計画・スケジュール管理・実績の可視化のテンプレートを用意しています。
それにより学習が楽しくなり続けられる仕組みづくりを行っています。
実は合格してからも、宅建士証を手にするまでは3ヶ月以上かかり、準備する物も沢山で手続きも大変だったりとややこしいので、下記を参考にして下さい。
神奈川県を例に出していますが、自治体によって異なるので各自治体の手続き方法を十分に確認してから手続きを行って下さい。
また合格後1年を経過すると別途「法定講習」が必要となりますので、お早めに手続きを行う事をオススメします。
※合格1年以内は優遇されており、法定講習が免除となっています(試験にもでますね)
時期と受講料(¥22,000前後)は学校によって異なる。
受付は試験日頃から始まっている様で、合格発表前の早割がある所もあり。
席数に限りがあるので、早めに予約を推奨。
学校によっても複数日程ある場合もある
後述の資格登録に必要なので無くさない事
1~3は原則いずれも同じ場所になる模様
場所:対象となる自治体の指定する機関
… 各書類(青文字)もダウンロードできます。
※以下「窓口」と表記
必要な物
・合格証書(原本+コピー)
・実務経験証明書 又は 登録実務講習修了証(原本)
・登録申請書
・誓約書(欠格事由に該当しない旨の誓約書)
・顔写真×1枚(6ヶ月以内、縦30×横24、カラー)
※交付分3枚とあわせ計4枚調達しておく
・住民票写し(3ヶ月以内、マイナ無) ¥300 … 市役所等
・身分証明書・身元証明書 ¥300 … 市役所
・登記されていないことの証明書 ¥300印紙 … 法務局
・登録申請費用(県の収入証紙) ¥37,000 … ※原則窓口で購入
手続き
窓口に訪問、必要な物一式を提出。
恐らく指定された場所で指定された額の印紙を購入して窓口に渡す。
↓ 通知ハガキは1~2ヶ月で届く
必要な物
・登録通知ハガキ
・宅地建物取引士証交付申請書(正・副1部づつ )
・顔写真×3枚(6ヶ月以内、縦30×横24、カラー)
・交付手数料(県の収入証紙) ¥4,500 … ※原則窓口で購入
+宅建士証を郵送で受け取りの場合¥434円(切手でもOK)
手続き
窓口に訪問、必要な物一式を提出。
恐らく指定された場所で指定された額の印紙を購入して窓口に渡す。
受付票(引換票)を受け取る。
↓ 約2週間
必要な物
・受付票(引換票)
手続き
窓口に訪問、受付票を提出し宅建士証を受け取り
感激しながら帰路につく…おしまい✨